キッコーマンが年初来の高値を更新、3月決算の売上収益19.8%増加し自社株買いなど好感
- 2023/4/28 09:27
- 業績でみる株価
■自社株買いは5月10日から12月29日まで実施
キッコーマン<2801>(東証プライム)は4月28日、買い気配の後7%高の(7660円480円高)で始まり、さらに7700円台へと上値を追っている。4月19日の年初来高値を大きく更新している。27日の15時に2023年3月期の連結決算と自社株買いなどを発表し、好感買いが先行した。同時に、終わった期の配当だが、23年3月期末配当にキッコーマン・フーズの50周年記念配当1株10円を加えることも発表した。
23年3月期の連結決算(IFRS基準)は、売上収益が前期比19.8%増加し、事業利益は同12.4%増加、税引前利益は同12.1%増加し、親会社の所有者に帰属する当期利益は同12.4%増加した。今期・24年3月期の予想は、売上収益を3.0%増、事業利益を6.7%増とした一方、税引前利益は2.0%減とし、当期利益は0.4%増の見込みとした。
自社株買いは、取得株式総数200万株(自己株式を除く発行済株式総数の1.04%)、取得総額100億円を各上限に、23年5月10日から同年12月29日まで行うとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)