関電工は後場2年ぶりに1000円台を回復、今期の増益率拡大予想など好感

■前期末の1株純資産1460円23銭、PBR向上にも期待が

 関電工<1942>(東証プライム)は4月28日の後場、13時頃から一段と上げ、5%高の1026円(50円高)まで上げて2日ぶりに年初来の高値を更新し、2021年4月以来の1000円台に進んでいる。13時に3月決算を発表し、連結営業利益は前期比6.9%増加。今期・24年3月期の予想も9.9%増加とするなど、各利益とも増益率が拡大する見込みとし、好感されている。

 前3月期末の1株当たり純資産は1460円23銭(決算短信より)。株価は久々に1000円に乗ったばかりのため、まだこの1株当たり純資産を大きく割り込んでいる。東証が3月に上場各社に要請したとされるPBR(株価純資産倍率)の向上に向けた取組などにも期待が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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