キヤノンは前後場ともジリ高で年初来の高値を更新、四半期決算を受け「目標株価」の引き上げが伝えられる

■三菱UFJモル・スタ証券は600円引き上げて4200円に

 キヤノン<7751>(東証プライム)は4月28日、前後場ともジリ高傾向を続け、14時40分を過ぎて3225円(63円高)まで上げ、3日続けて年初来の高値を更新している。26日に発表した第1四半期決算と業績予想の増額修正を受け、28日は三菱UFJモルガン・スタンレー証券が目標株価を600円引き上げて4200円に見直したと伝えられ、買い安心感が広がったようだ。

 キヤノンの発表では、配当予想については配当性向50%をメドに業績動向などを踏まえながら適宜見直すとし、増配に含みを持たせた。第1四半期の概況については、ネットワークカメラなどの新規事業が全社売り上げを牽引し、現行事業もカメラやオフィス複合機が売上を伸ばし、利益については、現行事業が安定した収益性を保っていることに加え、新規事業が利益貢献のフェーズに入ってきた、などとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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