インスペックは高値に向けて出直る、NEDOの助成による新技術の事業化に期待

■「大口受注」で始まった上げ相場に新たな材料が加わった形に

 インスペック<6656>(東証スタンダード)は5月2日、3日続伸基調となり、午前10時30分にかけて7%高に迫る1950円(122円高)まで上げ、年初来の高値2059円(2023年4月19日)に向けて出直っている。4月28日付で、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の助成を受けて開発してきた新技術プログラムの完了を発表。「今後は、本事業で開発した露光装置の事業化に向けて加速度的に取り組む」(発表リリース)とし、注目の強まる相場になっている。

 この発表に先立つ4月3日には「大口受注に関するお知らせ」を発表し、株価は発表前までの小動き底練り状態から一変して急伸商状となった。直近の3日続伸は、この相場に新たな期待材料が加わった形の上げになり、波状的な高値更新相場への期待が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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