オキサイドは後場も一段と強含み9%高、同社のレーザーを用いた研究成果や事業計画を好感

■大型連休が明けた8日になって買い本格化

 オキサイド<6521>(東証グロース)は5月8日の後場、一段と強含む相場になり、13時には9%高の3440円(290円高)まで上げて4月21日以来の3400円台を回復している。4月27日に同社のレーザを用いた研究成果が英国の科学誌『Nature』に掲載されたと発表し、同28日には「事業計画及び成長可能性に関する事項」を発表、大型連休が明けた8日になって買いが本格化する形になった。

 事業計画&成長可能性については、2024年2月期の注力分野として、既存事業(半導体・ヘルスケア)でのさらなるシェアアップ、「量子」「パワー半導体」分野での研究加速、ディープテック分野のスタートアップ投資/支援、を進めるとした。また、英誌に載った研究成果は、同社のレーザを用いた東京大学物性研究所の研究成果で、世界で初めて、非従来型超伝導体の一つとして注目を集めているカゴメ格子を持つ超伝導体の電子状態を直接観測することに成功したというもの。今後、様々な超伝導体のメカニズムの発見や解明に繋がることが期待されているという。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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