新田ゼラチンは角膜移植用の材料の実用化を目指す研究開発に注目集まり後場もジリ高

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■東京医歯大との研究開発案件がAMEDに採択

 新田ゼラチン<4977>(東証プライム)は5月8日の後場、一段と強含む相場となり、13時過ぎには6%高の905円(49円高)まで上げて約3か月ぶりに年初来の高値を更新し、2022年12月以来の900円台に進んでいる。5月1日付で、東京医科歯科大学との共同研究開発案件が日本医療研究開発機構(AMED)に採択されたと発表しており、買い材料視されている。角膜移植でドナーからの角膜不足が深刻な課題となっている中で、角膜移植用の材料作製の実用化を目指すとした。

 3月決算の発表は5月12日の予定。2月に発表した第3四半期連結決算(2022年4~12月・累計)は、取引先のグミキャンディーが引き続き好調なことなどからフードソリューション事業が好調で、ヘルスサポート事業もカプセル用ゼラチンなどが伸び好調に推移。売上高は前年同期比26.8%増加し、営業利益は同2倍だった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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