【株式市場】日経平均は223円高、鉄鋼、海運など高くTOPIXは2日ぶりに年初来の高値を更新

◆日経平均は2万9173円56銭(223円68銭高)、TOPIXは2091.27ポイント(20.06ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は6億2645万株

 5月9日(火)前場の東京株式市場は、川崎汽船<9107>(東証プライム)が大規模な株主還元方針など受けて7%高となり、JFEホールディングス<5411>(東証プライム)は今期の業績・配当予想など好感されて東証プライム銘柄の値上がり率2位の14%高など、コレという銘柄に物色が集中する傾向を見せて全般活況となった。大林組<1802>(東証プライム)は高値更新など建設株も総じて堅調。半導体関連株や大手商社株ももしっかり。日経平均は次第に上げ幅を広げ、前引け間際には239円41銭高(2万9189円29銭)まで上げてほぼ高値引けとなった。TOPIXは2日ぶりに年初来の高値を更新。

 マクニカホールディングス<3132>(東証プライム)や東京鐵鋼<5445>(東証プライム)が3月決算と今期予想、自社株買いなど好感されて急伸し、同じくエスプール<2471>(東証プライム)も大きく反発。And Doホールディングス<3457>(東証プライム)は株主優待の1年ぶり再開が好感され一段高。大水<7538>(東証スタンダード)は業績予想の増額が好感されて急伸。ストリームメディアコーポレーション<4772>(東証グロース)は過日発表の四半期決算や日韓関係などへの評価衰えず急伸一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は6億2645万株、売買代金は1兆5026億円。プライム上場1834銘柄のうち、値上がり銘柄数は1470銘柄、値下がり銘柄数は291銘柄。

 東証33業種別指数は31業種が値上がりし、鉄鋼、海運、保険、輸送用機器、銀行、その他金融、卸売り、鉱業、パルプ紙、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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