CAICA DIGITALと凸版印刷、Web3領域におけるNFT活用で連携
- 2023/5/9 14:55
- プレスリリース
CAICA DIGITAL<2315>(東証スタンダード)と凸版印刷<7911>(東証プライム)は5月9日、Web3領域におけるNFTの活用で連携を開始すると発表。凸版印刷は、CAICA DIGITALの子会社であるカイカフィナンシャルホールディングスが運営するブロックチェーンゲーム専門NFTマーケットプレイス「Zaif INO(ザイフアイエヌオー)」の認定代理店として、NFTを出品したい法人のサポートを行う。
「Zaif INO」はGame-Fi(※1)専門の一次販売に特化した審査制NFT販売システムである。一定した審査基準により選定された確かなプロジェクトの販売、マーケティング、サポートなど、NFTプロジェクトの成長を一環で支援しており、購入者は価値ある優れたNFTの購入が可能である。
凸版印刷は「Zaif INO」における法人出品者の窓口として、CAICA DIGITALと連携し、出品申し込み・審査・NFTのマーケティング活用までをサポートする。
CAICA DIGITALは「Zaif INO」をブロックチェーンゲームとGame-Fiに特化させながら、凸版印刷との連携により、スポーツ、eスポーツ、アート、芸能、出版などの新たな分野にも進出していく。
両社の連携によるNFTの流通を通じて、様々なデジタルコンテンツの価値向上に貢献していく。
■認定の背景
ブロックチェーン技術を活用したWeb3においては、管理者・仲介者を通さずに個人同士で情報管理やコンテンツ提供などが可能であるため、多種多様なコミュニティが形成され、コミュニケーションの基礎となると考えられている。これにより、企業のマーケティング活動もコミュニティを中心としたアプローチが求められている。
CAICA DIGITALは、Web3時代の成長に焦点を当てており、ブロックチェーンコンサルティングや暗号資産交換所運営の実績を活かして、競争力とスピード感を持ってWeb3事業に参入した。「Zaif INO」をはじめとするNFT事業を第一弾として展開し、今後も中央集権型の既存金融市場から、非中央集権型のプロジェクトと市場へのパワーシフトの促進を目指している。
CAICA DIGITALと凸版印刷は、Web3領域における協業により、NFTを活用したサービス/プロダクトの共同開発を推進し、コミュニティマーケティングの支援を進めていく。その第1弾として、凸版印刷はカイカフィナンシャルホールディングスが運営するNFTマーケットプレイス「Zaif INO」の認定代理店として、両社で連携し活動をしていく。
■「Zaif INO」の概要
(1)希少価値のあるNFTを購入でき、AL取得により一般販売より早く購入可能
「Zaif INO」はNFTの1次販売のみを行っており、人気のあるNFTプロジェクトが2次販売されることがないため、レアな作品を購入することが可能である。プロジェクトによっては、NFTを優先的に購入できる権利であるAL(アローリスト)(※2)保有者が優先的にNFT作品を購入できる「プレセール」を実施している。また、NFT購入時にランダムに作品が選ばれる「ブラインドミント」を採用。ユーザーは出品されたNFTラインナップを同じ値段で購入でき、レア度の高いNFTが先に売り切れる心配がないなどのメリットがある。
(2)審査制のため質の高いNFTを取り扱っている
だれでもNFTが出品できかつ大量の作品を扱う他のNFTマーケットプレイスでは、購入後も人気が続く将来性のある作品かどうかを見極めるのが困難な点がある中、「Zaif INO」で出品されるNFT作品は独自の審査を通過した人気のあるプロジェクト作品を取り扱っている。
(3)7つのネットワークに対応
「Zaif INO」では、海外のブロックチェーンゲーム・GameFi企業との連携も視野に、現在7つのネットワークに対応している。プロジェクト側は、出品する作品ごとに、異なるネットワークと支払通貨から選んで販売ができる。
<対応ネットワーク>
イーサリアム(ETH)/ポリゴン(MATIC)/バイナンスチェーン(BNB)/アバランチ(AVAX)/アスター(ASTR)/TCG Verse(OAS)/MCH Verse(OAS)
■今後の目標
今後両社は、NFTを通じて、クリエイターやアーティスト、ゲーム開発者などが自分のコンテンツをより多くの人々に届け、収益を得ることができるように支援しながら、NFTを活用した取引や管理方法、新しいプロダクトやサービスの開発など、NFTのもつWeb3領域での成長を促進する。
CAICA DIGITALは「Zaif INO」を通じて、ブロックチェーンゲームやGame-Fi分野に加え、独自性のあるデジタルアセットや人気のあるコンテンツ、ブランドなど、魅力的な発信を続けていくことで、NFT市場の拡大に貢献していく。また、安全性や利便性の向上にも力を入れ、NFT市場の健全な発展に寄与することを目指していく。
凸版印刷は、今後もNFTを活用したコミュニティ形成、マーケティング活用を検討する企業・法人の参入支援を通じてWeb3の社会実装に貢献していく。またWeb3時代のマーケティング手法の開発、サービス提供も推進していく。
※1 Game-Fi
Game-Fi(ゲーム・ファイ)とは、ブロックチェーン技術を活用したゲームとファイナンスを統合した新しい分野である。一般的なDeFi(分散型ファイナンス)と同じように、Game-Fiは分散型のネットワーク上で取引や貸し借りを行うことができるが、Game-Fiはゲームと組み合わせることで、よりエンターテインメント性の高い取引ができる。例えば、Game-Fiプラットフォームでは、ゲーム内のアイテムやキャラクターをトークン化し、それらを売買したり、貸し出したり、担保にしたりすることができる。また、ゲーム内でプレイヤーが行うアクションや成果に応じてトークンを獲得できるなど、ゲームのプレイ自体が報酬になる場合もある。
Game-Fiは、ゲーム市場やファイナンス市場に大きな変革をもたらす可能性があり、ゲームファンや投資家にとって、よりエキサイティングなゲーム体験や、より柔軟性の高い投資手段を提供することが期待されている。
※2 AL
AL(アローリスト)とは「優先購入権」を意味する。あらかじめ、このALを持っていると、注目しているプロジェクトや人気プロジェクトの新作NFTを、一般販売よりもより早く安く購入することが可能である。
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(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)