【株式市場】日経平均は292円高、主力株に迫力ある買いみられTOPIXは2日ぶりに年初来の高値を更新し2021年以来の高値に進む

◆日経平均は2万9242円82銭(292円94銭高)、TOPIXは2097.55ポイント(26.34ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は13億4751万株

 5月9日(火)後場の東京株式市場は、株主還元の拡充などが好感されて前場活況高となった川崎汽船<9107>(東証プライム)が一段ジリ高となり、14時に決算と自社株買いなどを発表した住友商事<8053>(東証プライム)も一段高など、引き続き主力株に迫力のある買いが集中。前場活況高のJFEホールディングス<5411>(東証プライム)は高値もみ合いに転じたが日本製鉄<5401>(東証プライム)は一段ジリ高となり循環物色も旺盛となった。欧米資金がコロナ後の経済回復ペースや利上げ影響の有無などから日本株に注目を強めているとされ、日経平均は245円高で始まり、14時半頃に312円48銭高(2万9262円36銭)まで上げ、大引けも2日ぶりに2万9200円台を回復した。TOPIXは2日ぶりに年初来の高値を更新し2021年以来の高値に進んだ。

 後場は、世紀東急工業<1898>(東証プライム)が13時に発表した3月決算と配当性向の拡大など好感されて急伸しストップ高。アイネット<9600>(東証プライム)も13時発表の今期予想など好感されて一段高。Abalance<3856>(東証スタンダード)は昼12時に発表した業績予想など好感され買い気配で始まりストップ高。東洋テック<9686>(東証スタンダード)は14時半の発表が好感されて急伸しストップ高。ピアズ<7066>(東証グロース)は8日発表の業績予想の増額が好感され大引けまで買い気配のままストップ高。pluszero<5132>(東証グロース)は米国の類似企業の四半期決算好調が波及とされ一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は13億4751万株(前引けは6億2645万株)、売買代金は3兆2746億円(同1兆5026億円)。プライム上場1834銘柄のうち、値上がり銘柄数は1497(前引けは1470)銘柄、値下がり銘柄数は288(同291)銘柄。

 東証33業種別指数は空運を除く32業種(前引けは31業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉄鋼、卸売り、輸送用機器、保険、電力ガス、海運、銀行、その他金融、建設、証券商品先物、電気機、などだった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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