京写の3月決算(連結)は営業利益40%増加、海外中心に好調

■前期稼働したベトナム工場の寄与が本格化

 京写<6837>(東証スタンダード)の2023年3月期の連結決算は、売上高が前期比14.6%増加して244億6200万円となり、営業利益は同40.3%増の6億7100万円だった。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は、子会社・京写香港の取引先に対する売掛債権等を特別損失に計上したことにより4億8500万円の赤字だった。

 プリント配線板の世界的大手で、国内向けは濃淡があったが、海外は自動車関連での新規顧客や新商品の売り上げが寄与し、前期稼働したベトナムも引き続き順調に推移した。材料価格や電力料等の高騰はあったものの、ベトナムや実装関連事業の業績が大きく改善した結果、大幅な増益となった。

 今期・24年3月期の連結業績予想は引き続き好調を見込み、売上高を250億円(前期比2.2%増)とし、営業利益は10億円(同48.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は黒字を回復し5.6億円とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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