サンセイランディックが後場一段高、業績予想の増額修正、特別配当など好感

■株主優待の廃止も発表したが特別配当で代替の形に

 サンセイランディック<3277>(東証スタンダード)は5月15日、13過ぎから一段と上げ、6%高の927円(49円高)をつけて1週間ぶりに年初来の高値を更新している。同時刻に2023年12月期の第1四半期決算と第2四半期・通期の業績予想の大幅な増額修正を発表し、特別配当の実施も発表。株主優待の廃止も発表したが、全体的には好感買いが先行している。特別配当は12月期末に1株3円の予定とした。

 第1四半期連結決算(2024年1~3月)は売上高が前年同期比45.9%増加し、営業、経常利益は2.5倍になるなど大幅に回復した。これを受け、6月第2四半期、12月通期の連結業績予想の増額修正を発表し、第2四半期の営業利益は従来予想を53.2%上回る見込みとし、12月通期の営業利益は同6.6%上回る見込みとした。下期を慎重に見込んでいる様子となったが、販売用不動産の販売スケジュールが具体化するにつれ通期予想にも動きが出てくるとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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