TDKは半年ぶり5000円台に進む、NYダウ400ドル高、日経平均300円高も追い風に買い増加

■今期最高益予想、戦略製品の『TMR磁気センサ』に期待

 TDK<6762>(東証プライム)は5月18日、一段高で始まり、取引開始後は5150円(160円高)まで上げて年初来の高値を2日続けて更新し、約6か月ぶりの5000円台に進んでいる。今期の連結業績予想を純利益など7期ぶりに最高更新の見込みとし、決算発表後から一段高傾向となっている中で、18日は日経平均300円高など全体相場が一段高となり、日経平均連動型のファンドなどによる買いが増加したとみられている。米国勢好みの銘柄とされ、昨夜のNY市場でもダウ平均の400ドル高などとともに上げた。

 4月下旬には『TMR磁気センサ』の生産体制強化を発表。「角度を測る磁気センサーの一つで、車のハンドルやブレーキシステムなどに組み込んで動作の検知に使う。電気自動車(EV)のバッテリー制御システムでの電流検知など新たな用途も生まれている」(5月17日付の日経産業新聞より)とされる。期待の戦略製品として注目されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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