Lib Workは最新AI技術を採用、間取り提案ツール「マイホームロボ」にChatGPTを搭載

■AIがプラン提案をサポート!「マイホームロボ」に新機能搭載

 Lib Work<1431>(東証グロース)は5月18日、自社商品「マイホームロボ」にプラン提案時の案内文を自動で作成する新機能を搭載したと発表。この新機能は、OpenAI社が提供するAIツール「ChatGPT」を活用したもの。提案した間取りプランをより分かりやすく顧客に提供できる機能となっている。

■「マイホームロボ」について

 「マイホームロボ」とは、住宅事業者が施主に提出するプレゼンボードを自動作成するAIクラウドサービスのこと。住空間シミュレーションシステムをはじめ、WebやAIを活用した仮想空間の構築などを得意とした安心計画と共同開発したもの。

 「ChatGPT」による案内文の自動作成機能を「マイホームロボ」に搭載することで、営業パーソンが個々の施主に合ったプランの特徴を素早く簡単に提示できるようになる。

 これまでプラン提案時の説明は営業パーソン個々人の経験と知識に左右されていましたが、これにより住宅事業者は効率的で質の高い営業活動を広く展開できる。またプランの説明がシステム化されることで営業パーソン全体の提案スキルが均一化され、人材不足の解消にもつながる。

■サービスの背景

 新型コロナウイルスの影響により、住宅事業者におけるデジタル化の流れが加速している。今ではリアルな対面営業の前に、YoutubeやInstagramといったSNSを活用した「プレ営業」と言われるWeb上での事前案内が主流となり、Webからリアル展示場へと誘導する手法が一般的となった。また、昨今の家づくり検討者はインターネットにより効率的に情報収集ができ、訪問する住宅事業者を事前に絞り込むため、これまで営業パーソンによる対面活動で成果を上げてきた住宅事業者が集客に苦戦する状況も増えている。

 そこで「マイホームロボ」はプレ営業の段階から施主との接点を増やし、リアルな来場を促す仕組みにより住宅事業者の早期受注を支援してきた。今回「ChatGPT」を連携することで、さらに施主の興味を引き、関心度を上げる提案が可能に。営業・設計担当者のファーストプラン作成の時間を短縮しながらも、受注率の向上が期待できる。

■「マイホームロボ」と「ChatGPT」の親和性

 自然言語処理の分野で使用されるAI技術を活用した「ChatGPT」サービス。今回の連携では「ChatGPT」に指示するための条件とコンテンツを、「マイホームロボ」に蓄積されたプラン情報と施主に答えてもらったアンケートの内容をもとに構築している。

 「マイホームロボ」は施主にアンケートを答えてもらうことで、その答えに沿った適切なプラン候補をAIが選出。営業パーソンはそのプランの中からさらに絞り込み最終の提案書を作成するが、今回の「ChatGPT」との連携により、その提案書に施主のアンケート回答に応じた提案コメントを自動で掲載する。

 「マイホームロボ」は全プランの特徴を文字データで保有している。蓄積された文字データをアンケートの内容に合わせて「ChatGPT」でわかりやすいコメントとして作成し、施主のためだけの提案コメントが完成します。「ChatGPT」の活用により、経験や知識に乏しい若手の営業パーソンでも施主の要望に沿った適切な案内文の作成が可能となる。

 また、自動作成したコメントは自由に編集できる。印刷用の提案書(PDF)だけでなく、スマートフォンで閲覧できるWebマイページにも掲載できるため、リアル対面ではない遠隔の提案にもご利用可能。アポイントが取りやすくなり、早期受注にもつながる。

■今後の展開

 「マイホームロボ」を活用することで、自社内でのナレッジ共有だけでなく、施主の希望するライフスタイルやトレンドに合わせた間取りを提供できる。今後は「マイホームロボ」をより多くの住宅事業者様へ届けられるよう、同サービスを全国へ拡大していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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