キヤノンが連日高値、業績予想の増額修正をに続き自社株買いなど好感

■リコーなどによる事務機器事業統合の動きは追い風の見方も

 キヤノン<7751>(東証プライム)は5月22日、3日続伸基調で始まり、午前9時30分にかけては3455.0円(39円高)まで上げて年初来の高値を3日連続更新している。4月下旬に業績予想の増額修正を発表して好業績が再確認されたのに続き、5月17日には自社株買い(自己株式の取得)を発表し、好感買いが先行。その後リコー<7752>(東証プライム)と東芝<6502>(東証プライム)グループによる事務機器事業の統合の動きが出たが、事務機器業界の再編では最大手の存在感を示すとの見方が出ている。

 今期・2023年12月期の連結純利益(米国会計基準)は従来予想を150億円上回る2850億円(前期比17%増)に見直した。自社株買いは、取得株式総数1800万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.8%)、取得総額500億円を各上限に、5月18日から8月1日まで行うとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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