【株式市場】日経平均は115円高、大引けにかけ伸び悩むが3日ぶりに反発、TOPIXは小安い

◆日経平均は3万801円13銭(118円45銭高)、TOPIXは2146.15ポイント(6.25ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は12億6473万株

 5月25日(木)後場の東京株式市場は、前場上げた半導体関連株が総じて売買交錯に転じたものの、信越化学<4063>(東証プライム)は取引開始後に一段高など、米国の夜間取引でエヌビディアが一段高とされたことなど好感。ただ、主力株で後場一段と上げた銘柄は少なく、外資系証券からの投資判断が言われた新光電工<6967>(東証プライム)も後場は高値もみ合い。日経平均は前引けより30円ほど高い192円高で始まり、13時前に前場の高値を小幅上回り207円73銭高(3万889円98銭)まで上げた。大引けにかけては上げ幅を縮めたが3日ぶりに上げ反発した。一方、TOPIXは小安い。

 後場は、ミナトホールディングス<6862>(東証スタンダード)が一段ジリ高となりグループ会社と米半導体会社との代理店契約など好感。エム・エイチ・グループ<9439>(東証スタンダード)は理美容業界向けの業界初の包括的クレジット決済サービスが買い材料視され後場も大引けまで買い気配のままストップ高。鉄人化計画<2404>(東証スタンダード)は2日連続ストップ高だがS高1日目で貸借申込停止が発動されたためかなり買い占めが進んでいるとの見方も。ispace<9348>(東証グロース)も一段高となり同社の月面ロボの残骸らしき物体を米NASAが発見し解析と伝えられデータ取得への期待などで戻り継続。

 東証プライム市場の出来高概算は12億6473万株(前引けは6億2869万株)、売買代金は3兆4686億円(同1兆7859億円)。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は726(前引けは809)銘柄、値下がり銘柄数は1010(同919)銘柄。

 東証33業種別指数は9業種(前引けは14業種)が値上がりし、値上がり率上位は、電気機器、金属製品、ガラス土石、精密機器、鉱業、化学、機械、電力ガス、その他金融、建設、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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