■サイバーセキュリティ分野でのマネージドサービス強化へ
テリロジーホールディング(テリロジーHD)<5133>(東証スタンダード)は5月26日、25円高(7.9%高)の340円まで上げて急伸している。同社は5月25日、さくらインターネットグループでITシステム運用監視・マネージドサービスプロバイダー(MSP)のアイティーエムと資本業務提携契約を締結し、第三者割当増資を引き受けると発表。同第三者割当により、テリロジーホールディングスはアイティーエムの普通株式13,250株(議決権所有の割合20.00%)を取得し、持分法適用関連会社化する予定である。このことを好感して買われている。
この提携により、アイティーエムの持つ、25年にわたるMSPサービスの提供実績に裏付けられたシステム運用監視のノウハウおよび体制と、テリロジーが保有するサイバーセキュリティに関する技術力、知見を活用し、Managed OT-Securityサービス、既存ソリューション群のマネージドサービス化等、高精度なセキュリティ運用ソリューションの提案が可能となり、両社の顧客に対して提供サービスを拡大・拡充し、顧客満足度を高めることで、両者の成長を促進していく。
また、同社調達資金のうち将来的なセキュリティ事業領域におけるM&A及び業務・資本提携に係る事業開発投資関連での費用の一部、及び人的資源確保・育成のための投資及び協業市場開発に関わる販売促進・営業活動の費用を活用していく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)