【話題】米国株市場は半導体セクターに買い戻し、東京市場でも主力株が上昇

■半導体市場は拡大し、今後も成長産業として注目

 前日の米国株市場は、パウエルFRB議長がインフレ懸念を和らげる発言を行ったことで、ハイテク関連を中心にリスクオンの展開となった。半導体セクターは特に強く、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は6.8%高と大幅に上昇している。

 東京市場でも、米国株市場を受けて半導体セクターに買いが入っている。半導体製造装置の主力株である東京エレクトロン<8035>(東証プライム)やアドバンテスト<6857>(東証プライム)は、投資資金の流入を受けて値上がりしているた。また、半導体素材のSUMCO<3436>(東証プライム)やシリコンウェハーの信越化学工業<4063>(東証プライム)も堅調に推移している。

 半導体セクターは、新型コロナウイルスの感染拡大で需要減少や供給遅延などの影響を乗り越え回復基調にある。自動車やスマートフォンなどの需要増加や、5GやAIなどの新技術の普及によって、半導体市場は拡大し、今後も成長産業として注目されるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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