■テレビ字幕が自動翻訳される時代へ
ピクセラ<6731>(東証スタンダード)は、OpenAI社が提供するChatGPTを活用した、テレビ字幕を自動翻訳する機能を追加した4K Smart TV/4K Smart Tuner向けアプリ「Xit」の開発が完了したと発表した。同機能は、BIZmode向けオプションとしての販売を計画しており、2023年秋に提供開始する予定である。
ChatGPTは、多様な分野の翻訳で高い精度を発揮するだけでなく、自然な会話を生成するよう調整された言語モデルである。文脈を理解する能力もあるため、より自然で高品質な翻訳が可能である。Xitでは、放送電波から送信される日本語字幕データをChatGPTに送出し、英語・中国語・韓国語・ポルトガル語に翻訳した結果を映像とリアルタイムで同期させて表示する。
開発の背景と目的は、新型コロナウイルス感染症に関する規制緩和の結果、訪日外国人数が急速に回復し、コミュニケーションや文化交流の需要が高まっていることにある。ピクセラは、ChatGPTという革新的なAI技術をアクセスしやすいツールとして提供し、多岐にわたる分野で翻訳ソリューションが重要な役割を果たすことを目指している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)