■DNPグループが社員向けに利用環境を構築
大日本印刷(DNP)<7912>(東証プライム)は30日、国内外のDNPグループ約3万人が生成AIを業務で利用できる環境と体制を構築し、2023年5月31日に運用を開始すると発表した。生成AIとは、テキストや画像などの新しいデータを自動生成するAIのことで、クリエイティブな領域での活用が期待されている。
同社は、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進の一環として、生成AIを業務に積極的に活用し、新しい価値の創出を加速させていくという。印刷と情報の独自の強みを掛け合わせた「P&Iイノベーション」に基づき、「事業の推進」と「基盤の強化」によって新しい価値を創出することを目指す。
■コンテンツ・XRコミュニケーション関連事業に注力
対象となる国内外の社員は、イントラネットでアクセスすることで、いつでも生成AIを業務で活用することができる。技術・営業・企画・製造など、さまざまな部門や職種の社員が積極的かつ効率的に活用できるよう、相談窓口や勉強会なども行っていく。
今後は、社内での利用から開始し、その後は社外に向けた事業としても活用していく予定だ。コンテンツ・XRコミュニケーション関連事業など、さまざまな事業領域で生成AIの活用を促進し、最先端の生成AIを活かした次世代コミュニケーション支援技術の開発などを通じて、生活者や企業・団体等に新しい価値を提供していくという。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)