プラズマクラスター技術で脳活性化の可能性を世界初確認、シャープと九州産業大学が脳機能計測で作業能力向上効果のメカニズムを検証

■プラズマクラスターイオンで脳血流が変化

 シャープ<6753>(東証プライム)は、九州産業大学と共同研究を行い、プラズマクラスター技術がヒトの作業能力向上に寄与するメカニズムを脳機能計測で検証した。その結果、作業中のヒトに正と負のイオンを同時に放出するプラズマクラスターイオンを照射することで、脳活性が起きる可能性があることを世界で初めて確認した。

 プラズマクラスター技術は、自然界に存在するものと同じ正イオンと負イオンを利用した空気浄化技術で、シャープはこれまで20年以上にわたり国内外の第三者試験機関で試験を実施し、高い安全性およびさまざまな効果を確認してきた。今回の研究では、脳波測定を用いた過去の研究から、プラズマクラスター技術が脳波だけでなく集中や認知と深く関係する脳の前頭前野の血流量(脳血流量)にも影響を与えているとの考えに基づき、脳血流の変化を測定する装置を用いて検証した。

 試験では、作業中のヒトに対して、プラズマクラスターイオンを照射しない場合(送風のみ)とプラズマクラスターイオンを照射した場合で脳血流の変化量を比較した。その結果、プラズマクラスターイオンを照射した場合、脳活性が起きる際に見られる脳血流の変化が確認されたことから、ヒトの作業能力向上効果メカニズムにプラズマクラスター技術による脳活性が寄与している可能性が示唆された。

 シャープは今後も、プラズマクラスター技術の効果やそのメカニズムについて検証を進め、効果の信頼性を向上させるとともに、プラズマクラスター技術の新たな分野への応用の可能性や、新たな有効性について追究していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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