大阪王将、AI調理ロボットで職人の技を再現!2023年夏からテスト導入

■調理ロボットのパイオニアTechMagic(テックマジック)と協業

 イートアンドホールディングス<2882>(東証プライム)グループの全国に350店舗(2023年2月末時点)を展開している餃子専門店「大阪王将」を運営する大阪王将は2日、テクノロジーによる持続可能な食インフラの創造に取り組むTechMagicの新開発調理ロボットのテスト導入を、2023年夏から開始すると発表。

■AI調理ロボットで人材不足解消を目指す

 飲食業界では人材不足が大きな問題となっており、特に料理人の確保・育成は喫緊の課題となっている。大阪王将では、“職人の技”と“元気なおもてなし”を大切に、“おなかいっぱいの幸せ”を提供してきた。この職人クオリティの料理を、調理ロボットが提供することができたら。そのような想いのもと、職人いらずの事業展開を目指して、このたびTechMagicとの協業を決定。TechMagic」が開発した調理ロボット『I-Robo(アイロボ)』を2023年夏にテスト導入し、調理工程の自動化実現を目指していく。

 『I-Robo』は、調理するメニューに応じて、加熱温度、加熱時間、鍋の回転スピード、回転方向を柔軟且つ適切に調理ができる。そして、調理作業だけにとどまらず、調味料の供給・攪拌・加熱・調理後のフライパンの洗浄といった一連の作業まで、自動で担うことが可能な調理ロボット。

 単なる人手不足解消のためのロボットではなく、大阪王将が大切にする“幸せな食シーン”をさらに広げていくことを目指し、今回のテスト導入を実施する。調理ロボットテスト導入店舗およびテスト導入実施期間などは、現在調整中。

■TechMagic

 「テクノロジーによる持続可能な食インフラ社会を実現する」ことをビジョンとして、2018年2月に設立。食を取り巻く多くの企業が直面する人手不足を解消し、生産性の高い社会を実現するために、ハードウェアとソフトウェア両方の技術を高度に融合した各種プロダクトの企画、設計、販売、保守を行っている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■離職率低下と顧客満足向上を実証、省人化潮流に逆行する人材重視戦略  「丸亀製麺」主力のトリドール…
  2. ■ビーム整形と出力平準化技術を融合し大気揺らぎを克服  NTT<9432>(東証プライム)と三菱重…
  3. ■航続距離650キロを実現、日野が新型FCV大型トラック投入  日野自動車<7205>(東証プライ…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る