【株式市場】日経平均は376円高、後場一段と上げ終値で33年ぶりの高値を2日ぶりに更新

◆日経平均は3万1524円22銭(376円21銭高)、TOPIXは2182.70ポイント(33.41ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は13億4221万株

 6月2日(金)後場の東京株式市場は、米国の政府債務法案を巡る懸念が両院を通過と伝えられ完全に解消し、日本製鉄<5401>(東証プライム)、ホンダ<7267>(東証プライム)、TDK<6762>(東証プライム)などが一段高で始まり、その後もジリ高となり、日本紙<3863>(東証プライム)、住友商<8053>(東証プライム)などの低PBR株も一段と強含んだ。半導体関連株は総じて軟調なままだったが、日経平均は220円高で始まり、次第高のまま大引け間際に407円53銭高(3万1555円54銭)まで上げ、大引けも上げ幅を保ち2日続伸。終値で2日ぶりに1990年以来の高値を更新した。

 後場は、低PBR銘柄の多い紙パ株が一段高となり、三菱製紙<3864>(東証プライム)は大引けで12%高。アセンテック<3565>(東証プライム)は一つのサービスでエンドポイントセキュリティ、アイデンティティ管理、アプリケーション管理を提供しSaaS利用における全てのセキュリティ課題を解決する新ソリューションなどに期待強まり一段高。アクリート<4395>(東証グロース)は声紋認識AIなどの米社との提携を発表した13時頃から急伸しストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は13億4221万株(前引けは6億1723万株)、売買代金は3兆5210億円(同1兆6893億円)。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は1662(前引けは1585)銘柄、値下がり銘柄数は140(同205)銘柄。

 東証33業種別指数は31業種が値上がり(前引けも空運、海運を除く31業種が値上がり)し、値上がり率上位は、パルプ紙、輸送用機器、不動産、保険、非鉄金属、サービス、繊維製品、機械、鉄鋼、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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