石油株が軒並み高、「OPECプラス減産延長を受けINPEXは年初来の高値に迫る

■サウジアラビアが独自に追加減産と伝えられNY原油相場も急反応

 6月5日、朝の東京株式市場では、石油関連株が軒並み上げて始まり、INPEX<1605>(東証プライム)は取引開始後に1562.5円(475.0円高)まで上げ、年初来の高値1575.0円(2023年5月25日)に向けて出直りを強めている。前週末まで開催されていた「OPECプラス」の閣僚級会合で「協調減産を24年まで延長」(日経電子版6月5日早朝)、「サウジアラビアが7月から独自に日量100万バレルの追加減産を行う方針を示した」(ロイターニュース6月5日朝)などと伝えられ、NY原油先物が米国の夜間取引で5%近く急騰と伝えられており、買い材料視されている。

 ENEOSホールディングス<5020>(東証プライム)は約2週間ぶりに480円台を回復している。「OPECプラス」に関する報道によると、サウジは5月に自主減産を始めたばかりで、1か月で減産を上乗せした形になったという。これを受け、再生エネルギー開発やクルマのEVシフトが一段と加速すると見られている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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