エキサイト、ChatGPTなど生成系AIを活用したシステム開発支援の提供開始

 エキサイトホールディングス(エキサイトHD)<5571>(東証スタンダード)は6日、自社におけるAIの研究・開発の知見を活かし、企業のウェブサービスや業務システムでChatGPTなどの生成系AIを活用するための開発支援サービスの提供を開始したと発表。

■開発支援サービス提供の背景

 OpenAI社の「ChatGPT」やGoogle社の「Bard」をはじめ、生成系AIの盛り上がりはかつてないものとなっており、多くの企業でその活用が検討されている。しかし、ウェブサービスや業務システムに生成系AIを実装する際には、情報や実例が不足しており、取り組みが難しいという課題がある。エキサイトでは、数年前からAIに関する研究を行ってきた技術力と、経営管理クラウド「KUROTEN AI powered by GPT-4」をはじめ、自社サービスでの生成系AIの開発ノウハウを生かし、企業のウェブサービスや業務システムにおける生成系AIの開発支援を提供するに至った。

■システム開発における企業の課題

 生成系AIは、従来のシステム開発とは異なるノウハウや技術力が必要となるため、企業にとって以下のような課題が存在する。

 [実現性の判断]生成系AIを活用したいが、実現可能性の判断が難しい。[システム設計]社内のデータを生成系AIで活用したいが、技術の選定や設計ができない。[システム開発]生成系AIの最適化やプロンプトの設計に長けたエンジニアが不足している。

■エキサイトでの開発例

 エキサイトは、自社サービスにおいて以下のような開発経験を持ち、企業の生成系AI開発における実現性の判断からプロトタイプの開発、リスク範囲の設定、本番システムの設計、開発、運用と最適化まで、一連のフェーズを支援する。

・顧客体験の向上

 PLの数値データを生成系AIに連携。自然な会話で経営数値を取得できるAIチャットボットFAQの文章データを生成系AIに連携。24時間対応可能なAIチャットボット。

・コスト削減

 オンラインウェビナーの動画から文字起こし、さらに要約した上で資料を自動作成記事や動画コンテンツをもとに広告キャンペーン用の画像を自動生成。

・品質・リスク管理

 通話内容を生成系AIで解析。会話内容の分類や傾向分析を行いサービス改善へ活用、規約違反や法令違反等に該当する文章を検出、サービス上のリスクを軽減、生成系AIは、顧客体験の向上、コスト削減や業務効率の改善、品質やリスク管理など、さまざまな面で活用が可能な技術。エキサイトはこれらの目標達成を企業と共有し、生成系AIに関する知見やエンジニア体制を生かして、生成系AIの開発を支援していく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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