■SpaceXのロケット「SpX-28」へ搭載
ACSL<6232>(東証グロース)は8日、98円高(7.49%高)の1406円まで上げて急伸している。同社は本日10時に、同社のVisual SLAM技術が搭載されたInt-Ball2が、ロケット「SpX-28」へ搭載されて宇宙へ打ち上げられたと発表。
ACSLは、2019年6月に国立研究開発法人・宇宙航空研究開発機構(JAXA)から委託を受けた、JEM船内可搬型ビデオカメラシステム実証2号機(Int-Ball2)航法機能ソフトウェアの製作において、ACSLのVisual SLAM技術をInt-Ball2に搭載する開発を行ってきた。今回、2023年6月6日00時47分(日本時間)に、Space Exploration Technologies Corp.(SpaceX)が開発したロケット「SpX-28」へInt-Ball2が搭載されて宇宙へ打ち上げられた。
■ISS内で静止画と動画の撮影
同社のコア技術であるVisual SLAMは、カメラの映像を画像処理することにより、環境をモデル化しながらドローンの自己位置を推定する技術。JAXAが開発したきぼう船内ドローン「JEM自律移動型船内カメラ(Int-Ball)」は、みずから姿勢をコントロールしながらISS(国際宇宙ステーション)の中を移動して、静止画と動画の撮影を行うことができ、撮影した映像は、リアルタイムで地上の管制員や研究者に届く。Int-Ball2に搭載されたVisual SLAM 技術は、Int-Ball2がISS内を移動する際の自己位置を把握する役割を担う。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)