【株式市場】日経平均は508円高、3日ぶりに急反発、SQ通過もあり再び買い活発化

◆日経平均は3万2149円76銭(508円49銭高)、TOPIXは2218.89ポイント(27.39ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は8億8647万株

 6月9日(金)前場の東京株式市場は、朝寄りに先物・オプション各6月物のSQ(特別清算指数、兼・行使価格)算出に関連する現物株の売買を通過し、投資家が動きやすくなった上、NY株式は3指数そろって上げたこともあり、主力株や材料株への物色が再び活発化した。米大手投資家バフェット氏ご推奨の大手商社株が全面高となり伊藤忠商事<8001>(東証プライム)は3日ぶりに実質上場来の高値を更新。このところ重かった値がさの半導体株も軒並み上げて相場に復帰する様子。日経平均は286円高で始まり、午前9時半頃からは上げ幅500円台で推移し、一時598円78銭高(3万2240円05銭)まで上げて前引けに至り3日ぶりの反発基調となった。
 
 メディアスホールディングス<3154>(東証プライム)が急伸しストップ高となり、営業利益が従来予想を54%超過などの業績予想の修正を好感。アルトナー<2163>(東証プライム)は第1四半期の大幅増益決算など好感され一段高。ビューティガレージ<3180>(東証プライム)は4月決算と今期予想など好感され急出直り。マツモト<7901>(東証スタンダード)は4月決算の発表が13日に迫ると期待強まり急伸。アクリート<4395>(東証グロース)は声紋認証技術に関する提携など好感された相場が再燃とされ一段高となり一時ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は8億8647万株、売買代金は2兆25742億円。プライム上場1834銘柄のうち、値上がり銘柄数は1546銘柄、値下がり銘柄数は230銘柄。

 東証33業種別指数は29業種が値上がりし、卸売り、医薬品、電力ガス、機械、ゴム製品、その他製品、輸送用機器、電気機器、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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