【株式市場】日経平均は623円高、後場一段と上げ3日ぶりに大幅反発、商社株など続々高値

◆日経平均は3万2265円17銭(623円90銭高)、TOPIXは2224.32ポイント(32.82ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は15億2746万株

 6月9日(金)後場の東京株式市場は、ホンダ<7267>(東証プライム)やソニーG<6758>(東証プライム)が一段ジリ高となり、コマツ<6301>(東証プライム)も一段ジリ高など、米国景気の恩恵の大きい銘柄の上げが目立った。三井物産<8031>(東証プライム)などの大手商社も一段高となり、半導体株もしっかり。日経平均は537円高で始まり、13時頃に前場の高値を上回り、大引けにかけては662円77銭高(3万2304円04銭)まで上げて大幅反発となった。

 後場は、ソシオネクスト<6526>(東証プライム)が一段高となり3日ぶりに高値を更新し、半導体株の中でも出色の勢い。エフテック<7212>(東証プライム)は上場維持基準への適合に関する8日発表など好感され一段高となり高値更新。建設技術研究所<9621>(東証プライム)は「空飛ぶクルマ」を沖縄県で離島初の試験飛行に成功との発表で大引けにかけ強含み。第一カッター興業<1716>(東証プライム)は終盤に一段と上げ高値引け、マンション建替え要件の緩和方針に期待強まる。インタートレード<3747>(東証スタンダード)はSBIグループの排出権取引進出など好感され急反発。

 東証プライム市場の出来高概算は15億2746万株(前引けは8億8647万株)、売買代金は4兆3608億円(同2兆25742億円)。プライム上場1834銘柄のうち、値上がり銘柄数は1522(前引けは1546)銘柄、値下がり銘柄数は266(同230)銘柄。

 東証33業種別指数は29業種(前引けも29業種)が値上がりし、値上がり率上位は、卸売り、電力ガス、医薬品、ゴム製品、機械、電気機器、その他製品、輸送用機器、不動産、小売り、サービス、保険、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る