エーザイは買い気配で始まり一段高、アルツハイマー病薬の7月フル承認に期待高揚、世界で1兆円規模の売上高とされる
- 2023/6/12 09:09
- 株式投資ニュース
■優先審査に指定と発表、8日の観測報道に続き買い材料視
エーザイ<4523>(東証プライム)は6月12日、買い気配で始まり一段高となっている。10日、米国FDA(食品品医薬品局)がアルツハイマー病治療薬『LEQEMBI』(レカネマブ)をフル承認に向けた優先審査に指定と発表。8日朝にブルームバーグニュースが「完全承認に近づく」と伝えたことに続き買い材料視されている。関連報道では、「レカネマブで31年3月期にも全世界で1兆円規模の売上高を目指す」(日本経済新聞6月11日付朝刊)と伝えられた。
発表によると、「LEQEMBI」は、アミロイドベータ(Aβ)の可溶性(プロトフィブリル)および不溶性凝集体に対するヒト化IgG1モノクローナル抗体。米国において2023年1月6日に「迅速承認」を受け、同18日に発売を開始した。フル承認(完全承認)後は、開発および薬事申請をグローバルに主導し、エーザイの最終意思決定権のもとで、エーザイとバイオジェンが共同商業化・共同販促を行う。なお、8日付で、韓国での承認申請の提出も発表した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)