東洋建設が戻り高値に進む、洋上風力発電事業に関する合弁会社に期待強まる

風力発電

■海洋土木に実績、商船三井と合弁

 東洋建設<1890>(東証プライム)は6月12日、出直りを強めて始まり、取引開始後は1019円(9円高)まで上げ、小幅だが戻り高値に進んでいる。9日午後、商船三井<9104>(東証プライム)と洋上風力発電事業に関する合弁会社の設立を発表し、期待が強まっている。同社は任天堂<7974>(東証プライム)の創業家系列の合同会社から1株1000円でTOB(株式公開買付)の提案を受けるなどで注視されており、これがなければ株価はもっと軽快だろうとの見方がある。

 同社は海洋土木に実績のある建設会社のひとつで、発表によると、2022年2月に発表した「洋上風力発電関連作業船の協業検討に関する覚書」に基づき、このたび合弁会社の設立に至った。合弁会社を通じ、洋上風力に関する調査計画・作業船調達や海上工事などの幅広い分野において、両者によるより強いシナジーを発揮し、具体的かつスピーディーに事業の確立を目指す。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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