Zホールディングスは売買交錯、LINE証券の事業再編発表を受け金融事業の全体像を望む様子

■傘下にはPayPay証券、PayPay銀行、PayPayアセットなども

 Zホールディングス<4689>(東証プライム)は6月13日、朝方の359.9円(4.8円高)を上値に一進一退となり、昨12日の高値を抜けずに午前11時にかけても2%高の357.2円(2.1円高)前後で売買交錯となっている。12日の夕方、「LINE証券の事業再編に関するお知らせ」を発表し、LINE証券の株式売買などの証券口座の預かり資産を野村證券株式会社に引き継ぎ、外国為替証拠金取引を軸としたサービスへの移行などを明らかにしたが、投資家の受け止め方は「見通し難」との見方が出ている。

 LINE証券は、LINE Financialと野村ホールディングス<8604>(東証プライム)の合弁会社。一方、Zホールディングスのグループ事業にはPayPay証券株式会社もあり、さらに、銀行業のPayPay銀行株式会社、金融商品取引業のPayPayアセットマネジメント株式会社、クレジットカード事業・カードローン事業などのPayPayカード株式会社、保険事業会社もある。これら、金融サービス事業の全体的な将来展望が見渡せれば株価への反応も大きくなるとの期待が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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