萩原工業が高値を更新、第2四半期決算の上振れ着地など好感

■産業用・農業用シート、土のうなどの大手で通期業績の上振れ期待も

 萩原工業<7856>(東証プライム)は6月13日の後場、13%高の1425円(162円高)で始まり、前場の一時14%高(180円高の1443円)に次いで約1か月半ぶりに年初来の高値を更新し、2021年11月以来の1400円台で売買されている。産業用の防炎・防音・防塵シートや農業・畜産用遮光シート、土のうなどの大手で、12日に発表した第2四半期連結決算(2022年11月~23年4月・累計)の営業・経常利益が予想を3割前後上回り、通期予想に対する進ちょく率なども好感されている。

 第2四半期連結決算(22年11月~23年4月・累計)の営業利益は、各種コスト上昇分の価格転嫁を進めた結果、従来予想を29.6%上回る10.10億円(前年同期比36.2%増)となった。今10月期の連結業績予想は従来予想を継続し、営業利益は17.0億円(前期比23.4%増)。第2四半期まででこの予想の6割近くを達成したため、この傾向が続けば上振れて推移する期待が出ている。(HC)情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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