6月13日上場のABEJAは買い気配のまま初値つかず、大引けは3565円(公開価格の2.3倍)で買い気配

株式市場 IPO 鐘

■大量のIoTデバイスから集積したデータを分析・解析

 6月13日新規上場となったABEJA<5574>(東証グロース)は、朝の取引開始から気配値をセリ上げ続ける相場となり、14時過ぎには売買が成立しないまま3565円(公開価格1550円の2.3倍)で買い気配となり、気配値のまま上げる場合の本日上限値段に達した。大引けもこの気配値となり、上場初日は初値がつかなかった。

 「ABEJA」(アベジャ)は、スペイン語でミツバチの意味がある。人工知能を含めたソフトウェアやネットワークやIoTデバイスのハードウェアなど、データの入口から出口までの様々な知識を活かして、爆発的に増加するIoTデバイスや他システムを効率的にコントロールするためのクラウドとエッジのオーケストレーション基盤を、自社で開発している。

 数千台のIoTデバイスやサーバーを少人数で管理できるように、運用ツールの開発も行いながら、積極的な改善を図っている。データを活用しやすい形にするために、大量のIoTデバイスから集積したデータを分析・解析する高度なシステムを開発している。

 2023年8月期の業績予想(個別・会社発表)は、売上高が27.67億円(前期比39.9%増)、営業利益が3.90億円(前期は1.63億円の赤字)、当期純利益は3.20億円(前期は1.96億円の赤字)。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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