ミロク情報サービスのデジタルインボイス送受信クラウドサービス『MJS e-Invoice』とROBOT PAYMENTの請求・債権管理クラウド『請求管理ロボ』、デジタルインボイスデータの送受信テストが完了

■異なるシステム間での送受信が可能であることを実証

 財務・会計システムおよび経営情報サービスを開発・販売するミロク情報サービス(MJS)<9928>(東証プライム)と企業のお金をテクノロジーでつなぐサービスを提供するROBOT PAYMENTは15日、「JP PINT※1」に準拠したデジタルインボイスの送受信の疎通テストを完了したと発表。異なるシステム間でのテストは両社ともに初の試みとなり、Peppolに対応しているシステムの場合に疎通が可能であることが実証された。

■デジタルインボイスの本格的な普及・利活用を促進

 MJSは適格請求書(インボイス)の電子化・デジタルインボイスの送受信に対応するSaaS型クラウドサービスとして、昨年9月より『MJS e-Invoice(エムジェイエス イー インボイス)』の提供を開始している。

 ROBOT PAYMENTは、請求業務の大幅削減を実現する請求・債権管理クラウド『請求管理ロボ』を提供しており、インボイス制度・デジタルインボイスにも対応している。

 疎通テストは、異なるシステム間でのデータ送受信も可能であることが特徴のデジタルインボイスにおいて、『請求管理ロボ』から出力されたデジタルインボイスデータを、ファーストアカウンティングが提供するPeppolアクセスポイントを介し、『MJS e-Invoice』にて受信する取り組みとなる※2。

 デジタルインボイスを利用することで、取引の透明性向上、ミスや不正の防止、さらに消費税の仕入税額控除など複雑な税額計算への対応も容易になると期待されている。異なるシステムベンダー2社間でのテストを速やかに行い、デジタルインボイスの送受信が可能であることを実証した。

 2023年10月からのインボイス制度(適格請求書等保存方式)施行を機に、経理業務のDX推進の一助とするべく、デジタルインボイスの本格的な普及・利活用に向け取り組んでいく。

※1 「JP PINT」は、国際標準仕様「Peppol」におけるデジタルインボイスの日本の標準仕様である。
※2 疎通テストは検証環境での実施となる。

■電子インボイスの送受信に対応するクラウドサービス『MJS e-Invoice』

 『MJS e-Invoice』は、デジタルインボイスの日本の標準仕様「JP PINT」に準拠したデジタルインボイスの送受信ならびに適格請求書(インボイス)の電子化に対応するSaaS型クラウドサービスである。インターネット環境があれば、自宅や出張先など、場所を問わずに安全かつ快適にインボイス作成・発行関連業務を行うことができる。『MJS e-Invoice』単独利用の他、MJSの販売管理、請求管理、財務・会計の各システムとシームレスに連携し、受領した電子インボイスのデータをもとにMJSの財務・会計システムで仕訳の自動作成も可能である。また、他社システムとの連携についても順次対応予定である。インボイス制度に加え、改正電子帳簿保存法にも対応し、事業者における事務負担の軽減と正確な会計処理を実現することにより、業務効率化と生産性向上を支援する。

■請求・債権管理クラウド『請求管理ロボ』

 『請求管理ロボ』は、今までエクセルと手作業で行っていた、請求・集金・消込・催促といった作業を全て自動化し、請求業務の大幅削減を実現するクラウドサービスである。請求書の自動発行・自動送付をはじめ、クレジットカード決済・口座振替・銀行振込といった多彩な決済手段を活用した代金回収を行うことが可能となっており、さらには発行した請求書と入金情報の照合である消込作業の自動化まで実現している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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