And Doホールディングスが高値更新、「リバースモーゲージ」など好調で6月決算への期待再燃

■第3四半期まで最高益、信用取引の需給は株高増幅の余地

 And Doホールディングス<3457>(東証プライム)は6月20日、一段高となり、取引開始後に5%高の1255円(56円高)まで上げて2021年3月以来の高値に進み、午前10時を過ぎても1250円前後で売買されて高値更新相場となっている。6月決算銘柄で、決算発表は8月の予定だが、第3四半期累計業績(2022年7月~23年3月)はこの期間として売上高、各利益とも最高を更新した。また、「リバースモーゲージ」保証事業は本格開始から5年目の2023年4月末で保証残高が120億円を超え快調。業績上振れ期待が再燃してきたと見られている。

 また、信用取引の残高を見ると、直近は買い残約55万株に対し売り残は同41万株と売り残の割合が高水準。株価は高値更新基調のため、信用売り残を買い戻す動きが強まる素地は形成されている。これに対し、出来高は20日午前10時現在で17万株前後。売り残を買い戻す動きが急激に広がった場合、買い注文が増えて株価へのインパクトが大きくなる可能性が言われている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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