FRONTEOが一段高、AIソリューションを日本郵政が活用、3月以来の800円台に進む
- 2023/6/21 10:41
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■今期・24年3月期の業績は各利益とも黒字化を見込む
FRONTEO<2158>(東証グロース)は6月21日、一段と出直りを強め、午前10時を過ぎては13%高の830円(96円高)前後で売買され、今年3月31日以来の800円台に進んでいる。20日、同社の自社開発AIソリューション『KIBIT Knowledge Probe』(キビットナレッジプローブ)を活用して日本郵政<6178>(東証プライム)がガバナンス態勢を強化と発表しており、注目されている。
発表によると、『KIBIT Knowledge Probe』は、AIを用いてさまざまなテキストデータを解析し、課題・目的に応じたリスクやチャンスにつながる情報を抽出するデータ解析支援システム。日本郵政は、「JPビジョン2025」に掲げるお客さまと地域を支える「共創プラットフォーム」の実現に向け、グループDXの一体的推進とお客さま本位の業務運営を進めている。
FRONTEOの業績は2023年3月期は各利益とも赤字だったが、ライフサイエンス分野でのAI創薬事業の立ち上げに向けた準備を進めるなどで人的投資等を積極的に推進した。今期・24年3月期は各利益とも黒字化を見込む。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)