インフォマート、掛売りで発生する様々な業務を効率化できる新サービス「掛売決済」の提供を開始

■マネーフォワードケッサイと業務提携契約を締結

 デジタルの力であらゆる業務を効率化するインフォマート<2492>(東証プライム)は21日、マネーフォワードケッサイ(MFK)と業務提携契約を締結し、取引先の与信審査から代金回収、入金管理・督促、未入金時の入金保証等、掛売りで発生する様々な業務を一括してアウトソースできる新サービス「掛売決済」の提供を2023年7月26日(水)から開始すると発表。

■サービス提供開始の背景

 同社が提供する「BtoBプラットフォーム 請求書」は、請求書をデジタルデータで発行・受け取りができるサービスである。2015年のリリース以降、多くの企業に導入されており、利用企業数は、2023年6月現在で88万社を超えている。

 「BtoBプラットフォーム 請求書」のユーザーから、請求書の発行業務は効率化されるものの、その後に発生する入金確認・消込、未入金時の取引先への連絡等、様々な業務の煩わしさ・対応コスト等の課題感を多く耳にしてきた。

 そこで今回、MFKが提供する企業間後払い決済・請求代行サービス「マネーフォワード ケッサイ」と連携し、掛売りで発生する様々な業務を一括してアウトソースできる新サービス「掛売決済」をリリースする運びとなった。

■「掛売決済」について

 「掛売決済」は、同社が提供する「BtoBプラットフォーム 請求書」とMFKが提供する「マネーフォワード ケッサイ」を連携し、取引先の与信審査や請求書発行後の代金回収、入金確認・消込、未入金時の取引先への連絡等の一連の業務をMFKにアウトソースできるサービスである。(※1)

 未入金が発生した場合でもMFKが入金保証を行うことで、リスクの無い掛取引が可能になる。(※2)

■「掛売決済」の特徴

 「BtoBプラットフォーム 請求書」で行っている請求書の作成・発行フローを変えることなく利用することができ、「掛売決済」の対象にしたい取引先を任意に選択(※3)できる。

 これにより、取引開始時の与信の手間からも解放され安心してスムーズな掛取引を開始することができる。また、取引開始から1年経過後に設定を解除し通常請求に戻す等、社内ルールや業務課題に合わせて柔軟に利用できる。

 さらに「BtoBプラットフォーム 請求書」に登録された取引先情報や請求書情報を簡単な操作で「マネーフォワードケッサイ」へ連携できるため、わざわざデータ連携開発等を行う必要がなく、時間やコストをかけずに利用開始できる。

■各社コメント

●マネーフォワードケッサイ株式会社 取締役 兼 ケッサイカンパニー カンパニーCRO 田中 謙太朗氏

 当社は「企業間決済を安心で、なめらかに。」をミッションに、企業間取引で発生するお金の不安を取り除き、すべての企業が安心して事業に集中できる環境づくりをサポートしている。このたび、国内シェアNo.1の「BtoBプラットフォーム 請求書」を運営するインフォマート様と提携することで、より多くの企業のサポートができることを嬉しく思いる。今後は両社で協力して「与信不安」や「未回収リスク」、「請求業務負担」といった企業間取引における数多くの課題解決に取り組んでまいります。

●当社 コーポレート・デベロップメント部門 執行役員 濱嶋 克行

 当社は創業以来、企業間取引のデジタル化を通じて、企業の生産性向上に寄与するサービスを順次リリースしてまいりました。2015年にリリースした「BtoBプラットフォーム 請求書」においては、2023年10月に施行されるインボイス制度対応による機運の高まりもあり、88万社超のユーザーにご利用いただけるサービスとなった。

 この度、その「BtoBプラットフォーム 請求書」の提供価値の向上と顧客の利便性向上のため、マネーフォワードケッサイ様との業務提携による連携をもって、利用のしやすさにこだわったファイナンスサービス第二弾の提供を開始する。今後も当社は、BtoBプラットフォームによる顧客の利便性向上を実現するため、エコシステムを形成し、産業の多様性拡大に貢献してまいります。

■インフォマートのファイナンスサービスのラインナップが充実

 インフォマートは、2020年に請求書の発行により確定した売掛債権を売却することで資金調達が行える「電子請求書早払い」をリリースした。これを皮切りに「BtoBプラットフォーム」に決済・ファイナンス機能を拡張させる「BtoBファイナンス」の展開を開始している。

 そして今回、第二弾のサービスとして、請求・決済業務の効率化が実現できる「掛売決済」をリリースする運びとなった。

 同社は、今後も「BtoBプラットフォーム」によるバックオフィス業務のデジタル化を推進していくと共に、「BtoBファイナンス」による決済・ファイナンス機能の拡張を通じ、ユーザーのさらなる利便性向上を図っていくとしている。

(※1)「掛売決済」は、「BtoBプラットフォーム 請求書」の有料プランをご契約いただいているユーザーが利用できるサービスである。
(※2)表明保証違反が審査通過後に発覚した場合等、例外的な場合は対象外である。
(※3)「掛売決済」のサービス対象にするには事前に取引先ごとの与信審査が必要となる。審査に通過した場合、保証可能な与信枠が設定され、その金額以内での請求については督促・入金保証の対象となる。
(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る