【株式市場】日経平均は49銭高、一時142円安まで下げたが切り返す、新規上場2銘柄は買い気配

◆日経平均は3万3575円63銭(49銭高)、TOPIXは2309.58ポイント(14.57ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は7億3126万株

 6月22日(木)前場の東京株式市場は、米NASDAQ指数や半導体株指数の続落を受けて半導体関連株が総じて安かったものの、三井物産<8031>(東証プライム)が2日ぶりに上場来の高値を更新など、大手商社株が引き続き米バフェット氏の投資会社による買い増しなどを受けて活況高となり、三菱製紙<3864>(東証プライム)は上場維持基準充足に関する発表でPBR向上期待が再燃し活況高。PBRの低いみずほFG<8411>(東証プライム)など大手銀も軒並み上げた。6月末に株式25分割のNTT<9432>(東証プライム)も高い。日経平均は137円安で始まり、ほどなく66円32銭高(3万3641円46銭)まで上げ、午前11時にかけては142円95銭安(3万3432円19銭)まで下げたが前引けは小幅高となった。

 インフォマート<2492>(東証プライム)が活況高となり自社株買いや『BtoBプラットフォーム受発注』の有料買い手利用店舗数7万店突破など好感。ネオジャパン<3921>(東証プライム)はタイ子会社とリコーの同国子会社の提携など好感され一段高。AIメカテック<6227>(東証スタンダード)は大口受注が好感され一時急伸。上場2日目のオービーシステム<5576>(東証スタンダード)は2日連続ストップ高。

 新規上場のリアルゲイト<5532>(東証グロース)は前場買い気配まま初値がつかず、前引けは3050円(公開価格1790円の71%高)で買い気配。同じくアイデミー<5577>(東証グロース)も前場は買い気配のまま初値がつかず、前引けは1792円(公開価格1050円の71%高)で買い気配。

 東証プライム市場の出来高概算は7億3126万株、売買代金は2兆364億円。プライム上場1833銘柄のうち、値上がり銘柄数は1130銘柄、値下がり銘柄数は627銘柄。

 東証33業種別指数は29業種が値上がりし、卸売り、鉱業、その他金融、銀行、保険、石油石炭、電力ガス、パルプ紙、証券商品先物、建設、その他製品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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