ACCESS、茨城県と協定を結び対話型AI「ChatGPT(チャットGPT)」を使用した業務効率化のための実証実験を開始

■ChatGPTとACCESSのビジネスチャット「Linkit(R)」を使用した検証を開始

 ACCESS<4813>(東証プライム)は26日、茨城県(所在地:茨城県水戸市)と協定を結び、対話型AI(人工知能)「ChatGPT(チャットGPT)」を使用した業務効率化のための実証実験を開始したと発表。

 茨城県では、多様化する行政課題や県民ニーズに対応するため、デジタル技術を活用した新たな行政サービスの創出や業務改革の推進を図る「DX推進プロジェクト」に取り組んでおり、今年度のテーマの一つとして「生成AIを活用した業務改革」の実現に向けた実証実験を行うこととしている。一方、ACCESSは、ChatGPTを使用して業務効率化を推進する事業者の開発・運用支援を行なっており、茨城県の「DX推進プロジェクト」に参画し、茨城県が保有する「液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律」(液化石油ガス法)に関連するデータを学習させた問い合わせツールの実証実験を開始した。

 同実証実験では「液化石油ガス法」に関連するデータを学習させ、ChatGPTのAPIと連携させることで、業務に必要な情報をAIがより人間に近い形で回答をするツールのプロトタイプ(試作デモ)を作成し、検証を行う。また、この際の質問に対する回答のUI(ユーザーインターフェース)は、ACCESSの法人向けチャットサービス「Linkit(R)(リンキット)」を使用する。

 対話型AI技術がもたらす潜在的な価値と可能性は非常に大きいことは明らかである一方、現場の事業や業務への活用方法においては不明な部分も多く、具体的な導入が進まないという課題がある。ACCESSはAI技術の社内での利活用を積極的に推進しており、自社サービスである「Linkit」の業務マニュアルシステムにChatGPT技術を導入する等、業務利用におけるノウハウを蓄積してきた。現在、こうしたノウハウを基に、事業者に向けて「業務チャットボット拡張」開発サービス支援や、社内業務マニュアルへの問い合わせや、社外からの顧客対応業務の自動化支援サービスを提供している。

 ACCESSは、この度の茨城県によるChatGPTを駆使した取り組みを技術面で支援し、茨城県の推進する業務効率化に協力する。

【実証実験概要】入力情報が外部に流出しない環境において、ChatGPT等の生成AIが学習データを参照することにより適切な回答を生成する仕組みを構築し、構築した仕組みの有用性を検証する。
【対象業務】「液化石油ガス法」関連業務
【実証実験期間】令和5年6月20日から令和5年9月30日まで
(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る