【株式市場】食品株や保険株など高く日経平均は2日続伸

株式市場 銘柄

◆日経平均の終値は2万8574円44銭(197円61銭高)、TOPIXは1500.41ポイント(21.44ポイント高)、出来高概算(東証1部)は28億2017万株

チャート2 27日後場の東京株式市場は、円相場が午前中の1ドル120円台から119円台へと強張ったためやや様子見気分が広がり、日経平均は14時にかけて109円63銭高(1万8486円46銭)までダレる場面があった。しかし、たとえばトヨタ自動車<7203>(東1)は7000円台を回復したまま堅調で、日経平均も14時に上海市場の後場が始まると持ち直した。

 前場に続いて第一生命保険<8750>(東1)などの保険株が業界再編の動きなどを材料に堅調で、ハウス食品G本社<2810>(東1)などの食品株もディフェンシブ性が注目されて高い。大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>(東1)がスポンジチタン増産報道などを材料に急伸し、gunosy(グノシー)<6047>(東マ)は6~8月の第1四半期好調の期待などから大幅続伸。リーバイ・ストラウス ジャパン<9836>(JQS)は26日に今11月期の業績予想を黒字転換の見通しに増額修正したことなどでストップ高。朝日ラバー<5162>(JQS)も好業績など再評価とされて前場からストップ高を継続。

 東証1部の出来高概算は28億2017万株(前引けは14億3957万株)、売買代金は3兆782億円(同1兆5151億円)。1部上場1892銘柄のうち、値上がり銘柄数は1369(同1664)銘柄、値下がり銘柄数は448(同172)銘柄。

 また、東証33業種別指数は29業種が値上がり(前引けは全33業種が値上がり)し、値上がり率上位の業種は、食品、保険、建設、精密機器、情報・通信、銀行、その他金融、サービス、などとなった。

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