【株式市場】日経平均は655円高、後場一段と上げ4日ぶりに3万3000円を回復

◆日経平均は3万3193円99銭(655円66銭高)、TOPIXは2298.60ポイント(44.79ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は13億9995万株

 6月28日(水)後場の東京株式市場は、株価指数先物の強さを受けて取引開始から主力株に裁定買いが流入したとされ、日経平均は一段高でスタート。6月月内渡しの最終日で、これによる買いも言われた。不動産株や建設株は13時頃に高値をつけたが、信越化<4063>(東証プライム)やTDK<6762>(東証プライム)は大引けにかけて再び一段高となり、日本製鉄<5401>(東証プライム)やホンダ<7267>(東証プライム)は高値引けなど、大引けにかけて一段と買われた銘柄がみられた。日経平均は13時前に3万3000円(約462円高)を回復し、14時半過ぎから上げ幅600円を超え、大引けにかけて655円66銭高(3万3193円99銭)まで上げて高値引け。5日ぶりの反発となり、4日ぶりに3万3000円を回復した。

 後場は、ハニーズホールディングス<2792>(東証プライム)が13時半にかけて一段と上げ配当予想の増額修正など好感。サンリオ<8136>(東証プライム)は大引けまで一段ジリ高基調となりゲームアプリ開始の発表など材料視。極東産機<6233>(東証スタンダード)は海外の和食ブームとともに畳(たたみ)製造機に引き合いとされ出直り拡大。上場2日めのクオリプス<4894>(東証グロース)はストップ高。同じくエリッツホールディングス<5533>(東証スタンダード)は2日連続ストップ高。上場4日めのARアドバンストテクノロジ<5578>(東証グロース)も2日連続ストップ高。

 28日は2銘柄が新規上場し、ノイルイミューン・バイオテック<4893>(東証グロース)は、午前8時10分過ぎに695円(公開価格は740円)で初値をつけ、その後775円まで上げて前引けは717円。後場は売買交錯となり大引けは715円。

 プロディライト<5580>(東証グロース)は買い気配を上げ、13時30分過ぎに3005円(公開価格1440円の2.1倍)で初値をつけ、3285円まで上げたが大引けは2399円となった。

 東証プライム市場の出来高概算は13億9995万株(前引けは6億3994万株)、売買代金は3兆9037億円(同1兆8027億円)。プライム上場1834銘柄のうち、値上がり銘柄数は1733(前引けは1581)銘柄、値下がり銘柄数は89(同207)銘柄。

 東証33業種別指数は海運を除く32業種(前引けは30業種)が値上がりし、値上がり率上位は、空運、証券商品先物、輸送用機器、情報通信、ガラス土石、その他金融、電気機器、機械、卸売り、サービス、その他製品、非鉄金属、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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