コマツが高値を更新、NY株の全面高を受け北米市場での拡大などに期待強まる

■大型ブルドーザーの遠隔操作による商用稼働をブラジルで開始

 コマツ(小松製作所)<6301>(東証プライム)は7月3日、反発基調となって出直りを強め、3975円(94円高)まで上げて2取引日ぶりに2018年以来の高値を更新している。前週末のNY市場で値上がりし、米景気の持ち直しによる北米市場での拡大などに期待が強まったことや、6月中旬に大型ブルドーザーの遠隔操作による商用稼働をブラジルの鉄鉱山で開始と発表したことなどが買い材料に視されている。

 前週末30日のNY株式はダウが285ドル高となりNASDAQ指数や半導体株指数も上げて全面高となった。「経済指標でインフレ鈍化が示され米利上げサイクルが終了に近いとの見方が強まったことも追い風に」(ロイターニュース)と伝えられた。米国景気の持ち直しは、北米で稼ぐ銘柄にとっても追い風になるため、半導体関連株や機械株などの他、ソニーグループ<6758>(東証プライム)、キヤノン<7751>(東証プライム)、任天堂<7974>(東証プライム)、なども値上がりしている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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