商船三井が出直り強める、市況回復など言われ川崎汽船の先行高に対し出遅れ感も
- 2023/7/4 09:53
- 株式投資ニュース
■みずほ証券など海運大手3銘柄への評価強める傾向
商船三井<9104>(東証プライム)は7月4日、続伸基調で始まり、取引開始後は3555.0円(29.0円高)まで上げ、このところの出直り相場での高値を2日連続更新している。中国発北米向けのコンテナ運賃市況が6月中旬から強含む傾向を続けていることや、自動車の生産回復による自動車運搬船の需要回復などが言われているほか、みずほ証券が6月30日付で大手3銘柄の目標株価の引き上げを発表など、ひと頃に比べて投資判断を強める動きが出ている。
みずほ証券は、日本郵船<9101>(東証プライム)の目標株価を500円引き上げて3300円に、商船三井は700円引き上げて3700円に、川崎汽船<9107>(東証プライム)は1300円引き上げて3800円に見直したと伝えられた。3銘柄の中では川崎汽船の先行高が目立っているが、直近は商船三井に出遅れ感などが言われている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)