パシフィックネットが後場急動意、正午に業績予想の大幅な増額修正を発表し注目集まる

■売上高営業利益率は上期の5.2%から下期は11.2%へ大幅改善

 パシフィックネット<3021>(東証スタンダード)は7月4日の正午に業績予想の大幅な増額修正を発表し、株価は後場寄り後に3%高の1968円(58円高)まで上げる場面を見せ、前引けの1888円からは80円高の急動意となった。その後一時売りに押されたが持ち直して売買急増となっている。

 7月4日正午に2023年5月期の連結業績予想数値の修正を発表し、売上高は従来予想を5.0%上回る64.04億円の見込みに、営業利益は同32.5%上回る5.29億円の見込みに、当期純利益は同42.5%上回る3.36億円の見込みに、各々引き上げた。売上高については、ITAD事業の回復が想定より遅れているものの、ITサブスクリプション事業は順調に拡大し、コミュニケーション・デバイス事業も想定を上回った。各利益については、当初想定以上の先行投資を行っているが、資産効率・業務効率の向上策等により、売上高営業利益率は上期の5.2%から下期は11.2%へ大幅に改善する見込みとなった。決算発表は7月14日頃になる見込み。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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