マネックスGが高値に迫る、日経平均の33年ぶり高値受け株式売買の活発化や証券口座の増加などに期待

■投資資金を預けるMRFの残高は過去最高の15兆円とされ出動期待

 マネックスG(マネックスグループ)<8698>(東証プライム)は7月4日、朝からジリ高基調の相場となり、後場も一段と強含んで13時過ぎには4%高の578円(24円高)まで上げ、約2週間前につけた2022年5月以来の高値579円に向けて上値を追っている。直近の会社側発表ニュースとしては、7月1日付で教育事業の関連会社2社の合併を発表し、体質強化に向けた期待がある上、日経平均やTOPIXが半月ぶりにバブル相場崩壊後の高値(1990年3月以来の高値)に進んだ事を受け、株式売買の活発化や新NISAに向けた証券口座の増加などに期待が強まっている。

 株式投資の資金をプールしておくMRF(マネー・リザーブ・ファンド)の残高がこの6月末で15兆円台に乗り、過去最高額に達したと伝えられた。相場動向次第では、こうした資金が出動してくる可能性が言われている。

■3月配当の受け取り活発化、郵便局には大枚の受領書を持ち込む姿も

 また、3月決算銘柄の「配当金受領書」は通常、6月下旬の株主総会後に発送されるため、この1、2週間ほどは郵便局の窓口で配当金を受け取る人々の姿が増える時期に当たる。ごく普通の姿の人が大枚の配当金受領書を提出し、けっこう分厚い現金封筒を手にする姿もあり、これを「カブってすごいんだ」という顔で眺める人の姿も見受けられる。たとえば、商船三井<9104>(東証プライム)の前3月期末配当(2023年3月期末)は1株につき260円(1単元では2万6000円)。ここから所得税などを控除されても約2万700円の配当金が受け取れる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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