ネットプロHDは「チップ支払いシステム」の提供先拡大など好感され出直り強める
- 2023/7/7 14:21
- 材料でみる株価
■ジャパネットたかた、ソニーグループ、エイベックスグループなど
ネットプロHD(ネットプロテクションズホールディングス)<7383>(東証プライム)は7月7日、後場一段と強含む相場となり、14時にかけて値上がり率5%に迫り本日現在高の334円(15円高)まで上げて出直りを強めている。4日付で、チップ支払いシステムがエイベックス<7860>(東証プライム)のエイベックス・エンタテインメントが運営するチケット販売プラットフォーム『LivePocket-Ticket-』に全面導入されたと発表し、注目の強まる相場になっている。テスト導入期間では、イベント主催者のチケット売り上げがテスト導入前と比べて平均で22.5%向上したという。また、後払い決済サービス「NP後払い」は株式会社ジャパネットたかた(長崎県佐世保市)でも6月15日から開始したと発表済みだ。
業績は今ひとつで、今期・2024年3月期は各利益とも2期連続で赤字を見込んでいる。株価も21年12月に上場して以来の安値圏を往来している。ただ、24年3月期の売上高は前期比11.6%増と23年3月期の3.6%増と比べても拡大を見込んでおり、収益面の好転に繋がりやすい展開になってきたとの見方も出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)