パン・パシフィックI・HDが高値を更新、6月の既存店4.7%増など好感され後場一段と強含む

■国内リテール事業など直近1年以上連続増加

 パン・パシフィックI・HD(パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス)<7532>(東証プライム)は7月11日の後場、一段と強含む場面を見せて5%高の2718.0円(136.0円高)まで上げ、約2か月前につけた年初来の高値2708.0円を更新し、2022年9月以来の高値に進んでいる。ディスカウントストア『ドン・キホーテ』や『長崎屋』『ユニー』などの持株会社で、10日の15時に6月の月次動向「月別販売高状況(速報)」を発表し、好感買いが続いている。6月30日には、豪州系のマッコーリー証券が投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に引き上げ、目標株価を550円引き上げて3000円に見直したと伝えられた。

 発表によると、国内リテール事業の既存店売上高は前年同月比4.7%増加し、ここ1年間(昨22年7月以降)毎月増加した。国内リテールは、引き続きディスカウント事業が全体を牽引した。今年も夏の季節商品が好調に推移し、前年比で高まった外出需要を捉えたことも貢献したとしている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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