石油資源開発が反発、出直る、原油1カ月ぶり高水準に加え「23年前半に生産開始予定」の英海上鉱区にも関心が

■原油はサウジの減産で強含みに転じ中国の景気も相場材料に

 石油資源開発<1662>(東証プライム)は7月12日、反発基調となり、4470円(55円高)まで上げた後も堅調に推移し、出直りを探る相場になっている。NY原油先物が1バレル75ドルに迫り、1カ月ぶりの高値水準に達してきたことに加え、イギリス・アバディーン沖で開発中の海上鉱区(通称:シーガル鉱区)で推進する、原油・天然ガスの開発プロジェクトでは「原油・天然ガスを2023年前半に生産開始予定」としており、株式市場関係者の中には、新たな進展に期待して注目し直す様子がある。

 このところの国際原油市況は、7月初にサウジアラビアが自主減産を表明したことを受け、がぜん強含みに転じてきた。一方では、中国の景気が今ひとつとされ、かつて「石油ガブ飲み」とされた同国の需要が低調なことが上値を抑える要因とされている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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