ソニーGは6日ぶり反発、ゲーム開発への大型投資報道や「為替感応度」など好感される

株式市場 銘柄

■同社の収益は対ドルで円安だと差損、円揺り戻し高も見直し要因に

 ソニーG(ソニーグループ)<6758>(東証プライム)は7月13日、反発して始まった後もジリ高基調となり、午前10時30分にかけて5%高の1万3065円(615円高)まで上げ、昨12日までの5日続落から出直りを強めている。「ゲーム開発に3000億円、仮想空間にらむ」(日経電子版7月12日20:12)と伝えられて期待が強まり、NY市場で値上がりしたほか、同社の収益の「為替感応度」は対ドルで円高が有利とされ、円相場が1ドル138円台に戻ったことも買い材料視されているようだ。4日ぶりに1万3000円台を回復している。

 ゲーム事業の研究開発に重点的に投資し、「2024年3月期に同事業の研究開発費は3年前に比べて2倍となる約3000億円を投じる」(同)と伝えられた。一方、同社の連結業績の「為替感応度」は、対ドルで1円の円安の場合、年間営業利益に5億円前後の差損が出るとされている。円相場は6月末に一時145円台まで円安が進んだが、7月に入ってからは13日に138円台まで円高方向に揺り戻しが発生している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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