【株式市場】日経平均は28円安で小反落、後場は序盤に上げ次第にダレ模様、大手商社や鉄鋼などは堅調

株式市場 証券取引所

◆日経平均は3万2391円26銭(28円07銭安)、TOPIXは2239.10ポイント(3.89ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は13億3681万株

 7月14日(金)後場の東京株式市場は、半導体関連株が引き続き堅調に推移し、アドバンテスト<6857>(東証プライム)は中盤にかけて一段と強含み、日本製鉄<5401>(東証プライム)も一段ジリ高となったほか、日本郵船<9101>(東証プライム)などの海運株は堅調相場を継続。前場軟調だった大手商社株は全般持ち直して三菱商事<8058>(東証プライム)は堅調転換した。日経平均は13時にかけて上げ幅を200円超まで拡げ、その後はダレ模様となり、大引けは軟調で前日比反落。TOPIXも小幅安で小反落となった。

 後場は、住江織物<3501>(東証プライム)が再びジリ高となって終盤に前場の高値を上回り、5月決算と今期予想など好感。芝浦メカトロニクス<6590>(東証プライム)は一段ジリ高となり国内での半導体工場建設増加等への期待継続。ウイングアーク1st<4432>(東証プライム)は四半期決算の大幅増益など好感され朝から大引けまで買い気配のままストップ高。エスケイジャパン<7608>(東証スタンダード)は14時の四半期決算発表を受けて急動意となり大引けストップ高。SERIOホールディングス<6567>(東証グロース)も5月決算と今期予想など好感され朝から大引けまで買い気配のままストップ高。オキサイド<6521>(東証グロース)はエーザイのアルツハイマー治療薬の使用に必要な検査にかかわる製品を手掛けることに注目集まり前場の急伸幅を保って推移。

 東証プライム市場の出来高概算は13億3681万株(前引けは7億3328万株)、売買代金は3兆7641億円(同2兆1779億円)。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は624(前引けは523)銘柄、値下がり銘柄数は1134(同1229)銘柄。

 東証33業種別指数は13業種(前引けは12業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、その他金融、証券商品先物、鉄鋼、ゴム製品、金属製品、非鉄金属、サービス、電気機器、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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