イトーキは2007年以来の高値を更新、業績好調でハイブリッド会議用の新製品やカーボン・オフセット取引関連事業にも期待強い

■半円型を活かし実際の会議参加者とWEB参加者が自然に対面

 イトーキ<7972>(東証プライム)は7月19日、時間とともに反発幅を広げる相場となり、午前9時30分過ぎには8%高の1097円(81円高)まで上げて4日ぶりに2007年以来の高値を更新している。業績が好調な上、8月1日から、半円型テーブルを活かして実際の会議参加者とWEBによるリモート会議参加者の全員が視線を合わせ、ハイブリッド会議でより自然に対面のようなコミュニケーションをとれる会議テーブル『Panora(パノラ)』を発売する予定とし、期待する投資家がいる。また、6月には、国際認証カーボン・クレジットをオンライン購入できるマーケットプレイス『e-dash Carbon Offset』(e-dash株式会社:東京都千代田区)との連携を発表しており、カーボン・オフセット取引に関する事業展開も注目されている。

 今第1四半期(2023年1~3月)の連結業績は、売上高が前年同期比4.6%増加し営業利益は同20.5%増の47.77億円だった。「増収効果および(中略)利益率の改善により想定を上回る利益を確保」(決算説明資料)。通期の連結業績予想は営業利益65億円(前期比41.8%増)を据え置き、第1四半期の進ちょく率は73%に達した。さらに、今期は「設備機器・パブリック事業で物流施設向け案件が下期に偏重予定」「前期と異なる四半期利益構成を見込む」(同)としたため注目されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る